Q.  1日に何度も利用(複数回打刻)の調整時刻の仕組みは?

A.

「1日に何度も利用」の調整時刻の仕組み

[システム管理>勤怠設定>打刻・端数処理タブ]の画面より、「1日に何度も利用(複数回打刻)」を設定することができます。この設定の「調整時刻」の仕組みについて解説します。

「1日に何度も利用」の調整時刻の設定は、日付切替時刻を1つ設定(午前5:00等)しそれをもとに日付を決めているわけではありません。出勤・退勤をセットにして、前日/当日/翌日を判断します

①「出勤日の調整[ : ]以降に出勤した場合は翌日の勤務とする」の項目で設定した時刻
をもとに、「当日か」「翌日か」が判断されます。
 つまり、①には最も遅い出勤時間を設定します。

②「退勤日の調整[ : ]までに退勤した場合は前日の勤務とする」の項目で設定した時刻
をもとに、「前日か」「当日か」が判断されます。
 つまり、②には最も遅い退勤時間を設定します。

あくまでも「出勤退勤をセット」にして、前日/当日/翌日を判断しますので、1つの時刻(午前5:00等)をもとに判断することはできません。例えば、『出勤打刻時間が①より前で、かつ、②までに退勤した場合は「前日」の勤務』として集計されます。

「1日に何度も利用」の調整時刻の例

[システム管理>勤怠設定>打刻・端数処理タブ]の画面において以下のように設定していた場合を例にあげます。

1日に何度も利用 (退勤と出勤の間の時間は休憩時間)
出勤日の調整 18:00 以降に出勤した場合は翌日の勤務とする
退勤日の調整 06:00 までに退勤した場合は前日の勤務とする

例①
6月1日17:00出勤 〜 6月2日5:00退勤 の場合
まず、18:00よりも前の出勤なので6月1日の勤怠に出勤時刻が記録されます。また、6:00よりも前の退勤なので6月1日の勤怠として退勤時刻が記録されます。

例②
6月1日17:00出勤 〜 6月2日8:00退勤 の場合
まず、18:00よりも前の出勤なので6月1日の勤怠に出勤時刻が記録されます。また、6:00よりも後の退勤なので6月2日の勤怠として退勤時刻が記録されます。

例③
6月1日20:00出勤 〜 6月2日5:00退勤 の場合
まず、18:00よりも後の出勤なので6月2日の勤怠に出勤時刻が記録されます。
また、出勤打刻で6月2日の勤怠として判別されており、かつ、退勤打刻を行なったのも6月2日の5:00であるため、6月2日の勤怠として退勤打刻が記録されます。

例④
6月1日20:00出勤 〜 6月2日8:00退勤 の場合
まず、18:00よりも後の出勤なので6月2日の勤怠に出勤時刻が記録されます。
また、出勤打刻で6月2日の勤怠として判別されており、かつ、退勤打刻を行なったのも6月2日の8:00であるため、6月2日の勤怠として退勤打刻が記録されます。

例⑤
6月1日20:00出勤 〜 6月3日5:00退勤 の場合
まず、18:00よりも後の出勤なので6月2日の勤怠に出勤時刻が記録されます。また、6:00よりも前の退勤なので6月2日の勤怠として退勤時刻が記録されます。

例⑥
6月1日20:00出勤 〜 6月3日8:00退勤 の場合
まず、18:00よりも後の出勤なので6月2日の勤怠に出勤時刻が記録されます。また、6:00よりも後の退勤なので6月3日の勤怠として退勤時刻が記録されます。

また、この調整時刻を超えて打刻をしたい場合は夜勤打刻をご活用ください。
たとえば例②において、6月2日の退勤ではなく6月1日の退勤として扱いたい場合は、夜勤打刻にチェックを入れて退勤打刻を行なってください。

【詳細】
Q. 夜勤打刻とは?

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