Q.  【時間有給】時間有給の初期登録方法がわかりません(25日と6時間の残数登録がしたい場合)

A.

■時間有給休暇の登録の際のポイント

時間有給休暇を登録される際は、登録日数に「時間数に対応した日数」を加算してご登録いただく仕様となります。

<例>
付与される20日のうち、40hは時間休暇を利用できるよう設定とする場合、
「残数調整(⽇) :20⽇40時間」と入力し、付与いただきます。

▼ご参考
クイックスタートマニュアルP30 最下部参照

■時間有給休暇の取得(消化)の際のポイント

また、時間単位の有給休暇を取得(消化)すると、日数も半日単位で消化される仕様となっています。

▼ご参考
Q.時間有給を利用すると 0.5 日減るのはなぜ?
Q.時間有給を2時間取得した際に、有給が0.5でも処理されてしまうのは何故ですか?

■時間有給休暇の半日未満の端数の登録手順

上記を前提として、日数での消化を不可とする半日未満の端数を登録されたい場合は、

①一度半日単位の時間数を登録する
②その後マイナスして希望の残時間数になるよう調整する

という2段階の登録作業が必要となります。

例:1時間の登録を行う場合は、「0.5日(4h)」を付与→その後「-0.5日(-3h)」の付与」を行うことで、上記のように「日数を消化しない1時間のみが利用可能な状態」を作ることができます。

▼「0.5日(4h)」を付与の登録内容

▼「-0.5日(-3h)」の登録内容

▼登録を終えた後の残合計の表示

▼ご参考
Q.【時間有給】1日未満の時間単位の有給休暇を登録する方法

上記を踏まえ、以下にて所定時間8時間の社員に対して、「25日と6時間を登録したい」という状況の場合の登録方法を記載します。

時間有給休暇に1日未満の端数がある場合の登録方法

▼条件整理
・所定時間8時間
・登録したい残日数は25日(そのうち時間有給休暇として利用できる時間数は32h)
・25日とは別に6時間を付与したい

上記の場合の登録方法は、以下の通りとなります。

①一度半日・1日単位の時間数を登録する

「26日(40h)」を登録する
※「25日と6時間」の「6時間」の部分を丸一日の8時間として登録する

②その後マイナスして希望の残時間数になるよう調整する

①とは別に、新たな残数調整として①と同じ休暇修正日とした「-0.5日(-2時間)」を登録する。

そうすると「残合計」の欄には「25.5日(38h)」が表示されるかと存じます。


こちらが25日とは別に6時間の利用が可能な状態となります。

25日とは別に6時間の利用が可能な「25.5日(38h)」とはどんな状態か?

「25.5日(38h)」のうち、「2h」は日数を消化しないまま(残日数25.5日のまま)利用可能な状態となっています。

▼補足
半日未満の時間有給を利用した場合、その後半日分となるまでの時間数は日数消化せずに利用が可能となります。
例:所定時間が8時間の場合”「-1h」利用すると「-0.5日」消化されるが、その後「3h」利用しても日数は消化されない”という状態となります。

そのため、「25.5日(38h)」については、登録手順②「-2h」を登録する際に「-0.5日」が消化されているため、半日分となるまでの残りの「2h」は日数を消化しなくても利用が可能となります。

つまり、「25.5日(38h)」の内容は
・時間有給に関わらない日数→21.0日
・36時間→4.5日の消化と連動する時間数
・2時間→日数を消化しないで利用可能な時間数
となります。

登録した年度の時間単位で利用可能な時間の上限は

一年で利用可能な時間有給休暇は5日分となります。所定時間が8時間の社員の場合は40時間が時間有給休暇の利用上限数となります。
▼ご参考
Q.時間有給休暇等の設定を行ったが利用できない

上記の例の登録内容では、手順②にて「-2時間」の登録をしているため、その分の年度内の利用可能時間は減ります。そのため、登録した年度内で利用できる上限が38時間(40時間-2時間)となります。

登録した年度に5日分の40時間をフルで利用可能としたい場合は、前度末に端数(日数を消化しないで利用可能な時間数)を生じさせ、繰り越させる登録が必要となります。

例:前年度末に端数の6時間(日数消化をしない2時間)がある状態を作っていただくと、「前年度」→「今年度」の繰越の際に端数の6時間(日数消化をしない2時間)がそのまま繰り越されるため、「今年度」内でマイナス調整する必要がなくなります。

そのため、2022年度内に新たに時間有給休暇の付与を行えば、で40時間フルに利用できるようにすることは可能となります。

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