Q. 勤怠設定「週40時間超の集計」項目の「所定労働日を優先」とは?
A.
[システム管理>勤怠設定>勤務形態タブ]画面にある「週40時間超の集計」項目の「所定労働日を優先」は、週40時間超の労働時間の集計の順番に関する項目です。
「所定労働日を優先」にチェックを入れるとその週の所定労働日から労働時間の集計が開始され、
「所定労働日を優先」のチェックを外すと[システム管理>勤怠設定>集計時間・36協定タブ]画面で設定した週の開始曜日から労働時間の集計が開始されます。
「所定労働日を優先」の集計の違い
「所定労働日を優先」のチェックの有無で集計がどのように変わるのかを例を挙げて解説します。
例①「所定労働日を優先」にチェック有
(例)
週の開始曜日:土曜日
1日の所定時間7.5時間、土日休みの社員が
土曜日にも勤務し、法定内労働時間(所定内労働 + 法定内時間外労働) が週40時間を超過した場合
週所定労働日を優先するため、所定労働日である月曜日から法定内労働時間(所定内労働 + 法定内時間外労働)の集計が開始します。
この場合、7/1(土)に法定内労働時間が週40時間を超過するため、7/1(土)の法定時間外労働時間に超過分5時間が集計されます。
7/3(月) 所定労働時間7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 7.5h)
7/4(火) 所定労働時間7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 15.0h)
7/5(水) 所定労働時間7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 22.5h)
7/6(木) 所定労働時間7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 30.0h)
7/7(金) 所定労働時間7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 37.5h)
7/1(土) 法定内時間外労働7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 45h)
→超過分の5時間は「法定時間外労働」に集計
例①「所定労働日を優先」にチェック無
(例)
週の開始曜日:土曜日
1日の所定時間7.5時間、土日休みの社員が
土日にも勤務し、法定内労働時間(所定内労働 + 法定内時間外労働) が週40時間を超過した場合
週所定労働日を優先されず、週の開始働日である土曜日から法定内労働時間(所定内労働 + 法定内時間外労働)の集計が開始します。
この場合、7/7(金)に法定内労働時間が週40時間を超過するため、7/7(金)の法定時間外労働時間に超過分5時間が集計されます。
7/1(土) 法定内時間外労働7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 7.5h)
7/2(日) 公休
7/3(月) 所定労働時間7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 15.0h)
7/4(火) 所定労働時間7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 22.5h)
7/5(水) 所定労働時間7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 30.0h)
7/6(木) 所定労働時間7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 37.5h)
7/7(金) 所定労働時間7.5h 加算(1週間の法定内労働時間 45h)
→超過分の5時間は「法定時間外労働」に集計
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Q. 週40時間超の集計をしたい