Q. 夜勤打刻とは?
A.
「打刻日付切替時刻」や「退勤調整時刻」を過ぎてしまい、「夜勤明けの退勤打刻ができない」という状況を解消するための機能です。
打刻画面に表示される「夜勤打刻(前日の労働時間として集計)」というチェックボックスにチェックを入れると、前日の退勤打刻ができるようになり、その打刻は前日の労働時間として集計されます。
【機能紹介】夜勤打刻機能
翌日の勤怠に切り替わる時刻を超過しても前日の退勤打刻が可能に
通常であれば、「打刻日付切替時刻」や「退勤調整時刻」を過ぎてしまった場合、次の日の勤怠に切り替わってしまうため「夜勤明けの退勤打刻ができない」という状況が発生します。
(例)1日1回のみ打刻、打刻日付切替時刻:5:00 の場合
5:00を過ぎた時点で翌日の打刻画面に切り替わってしまうため、5:00以降は夜勤明けの退勤打刻ができない
「夜勤打刻」機能を利用すれば、翌日の勤怠に切り替わる時刻を過ぎてしまっても、前日の勤怠として退勤打刻ができるようになります。
夜勤打刻の設定を行なっていた場合、打刻画面に「夜勤打刻(前日の労働時間として集計)」というチェックボックスが表示されます。このチェックボックスにチェックを入れると前日の打刻画面が表示され、夜勤明けの退勤打刻ができるようになります。
ブラウザ・アプリ・ICカード打刻に追加
2021年6月の新機能リリースにより、以下の打刻画面に「夜勤打刻(前日の労働時間として集計)」のチェックボックスが表示されるようになりました。
- ブラウザの打刻画面
- 勤怠アプリの打刻画面
- ICカード打刻アプリの打刻画面
- QRコード打刻の打刻画面
※2021年6月30日現在、LINE打刻・LINE WORKS打刻・slack打刻は、夜勤打刻に対応しておりませんので予めご了承ください。
夜勤打刻チェックボックスの制御条件
混乱を避けるために、夜勤打刻チェックボックスは必要なタイミング・時間帯にのみチェックができるよう制限を設けています。
基本的には、以下の条件を満たした場合に、夜勤打刻チェックボックスへチェックができるようになります。
【条件】
●前日に出勤打刻を行っている
●翌日の勤怠に切り替わる時刻(※)〜午前00:00 の時間帯である
●当日の打刻はまだ行なっていない
※翌日の勤怠に切り替わる時刻
・「1日に1回のみ打刻」と設定していた場合は「打刻日付 切替時刻」
・「1日に何度も打刻」と設定していた場合は「退勤日の調整__:__までに退勤した場合は前日の勤務とする」で設定していた時刻
【設定方法】夜勤打刻機能
[システム管理 > 勤怠設定 > 打刻・端数処理タブ]画面において
「夜勤打刻チェックボックス:利用する」と設定することによって、
「夜勤打刻(前日の労働時間として集計)」のチェックボックスが表示されるようになります。
【運用事例】夜勤打刻機能
【事例1】「1日に1回のみ利用」で夜勤打刻を行う場合
以下のような設定・勤務状況で打刻した場合を例に挙げます。
【打刻設定】
●打刻・出勤ボタン:1日に1回のみ利用
●打刻日付 切替時刻: 6:00
【勤務状況】
●夜勤 6月1日23:00 〜 6月2日 8:00
●退勤打刻時には、「夜勤打刻」にチェックを入れて打刻
※6月2日の打刻日付切替時刻6:00から、6月2日24:00までの時間帯が夜勤打刻にチェックができる時間帯
※前日(6月1日)の退勤打刻が完了する、もしくは、当日(6月2日)の打刻を行うと、上記の時間帯でもチェックができなくなる
【日次勤怠】
日次勤怠画面では、6月1日の退勤時刻に「翌8:00」と記録されます。
【事例2】「1日に何度も利用」で夜勤打刻を行う場合(その1)
以下のような設定・勤務状況で打刻した場合を例に挙げます。
【打刻設定】
●打刻・出勤ボタン:1日に何度も利用
●出勤日の調整 18:00以降に出勤した場合は翌日の勤務とする
●退勤日の調整 06:00までに退勤した場合は前日の勤務とする
【勤務状況】
●6月1日17:00 〜 6月2日 8:00
●退勤打刻時には、「夜勤打刻」にチェックを入れて打刻
※6月2日の退勤日の調整時間6:00から、6月2日24:00までの時間帯が夜勤打刻にチェックができる時間帯
※当日(6月2日)の打刻を行うと、上記の時間帯でもチェックができなくなる
【日次勤怠】
まず出勤打刻は、6月1日の17:00(18:00よりも前)に打刻しているため、6月1日として集計されます。
退勤打刻は、6月1日の退勤時刻に「翌8:00」と記録されます。
【事例3】「1日に何度も利用」で夜勤打刻を行う場合(その2)
以下のような設定・勤務状況で打刻した場合を例に挙げます。
【打刻設定】
●打刻・出勤ボタン:1日に何度も利用
●出勤日の調整 18:00以降に出勤した場合は翌日の勤務とする
●退勤日の調整 06:00までに退勤した場合は前日の勤務とする
【勤務状況】
●6月1日23:00 〜 6月3日 8:00
●退勤打刻時には、「夜勤打刻」にチェックを入れて打刻
※6月1日の23:00(18:00以降)に出勤打刻をしているため、6月2日の勤務して集計される。
※6月2日の翌日にあたる6月3日の退勤日の調整時間6:00から、6月3日24:00までの時間帯が夜勤打刻にチェックができる時間帯
※6月3日の打刻を行うと、上記の時間帯でもチェックができなくなる
【日次勤怠】
まず出勤打刻は、6月1日の23:00(18:00以降)に打刻しているため、6月2日として集計されます(「前23:00」)。
退勤打刻は、6月2日の退勤時刻に「翌8:00」と記録されます。