Q. 深夜労働時間がズレる(1日の総労働時間の端数処理の影響?)
A.
深夜労働時間が想定通りに集計されない場合、[システム管理>勤怠設定>打刻・端数処理]画面の「1日の総労働時間」の端数処理が影響を及ぼしている可能性があります。
具体例をあげて解説
・1日の総労働時間 切り捨て 15分単位
・出勤時刻 切り上げ 15分単位
・退勤時刻 切り捨て 15分単位
上記のように端数処理を設定していた場合に、以下のように勤務したケースを例にします。
勤務 10:00~22:35
休憩 14:00~15:10 (1時間10分)
端数処理を行わない場合の深夜労働時間は、35分(22:00~22:35)ですが
端数処理を行う場合の深夜労働時間は、25分(22:00~22:25)になります。
処理①退勤時刻 22:30
まず、「退勤時刻」は22:35 → 22:30に丸められます。
処理②1日の総労働時間 11時間15分
総労働時間は10:00~22:30の12時間30分から、休憩時間1時間10分を引いた11時間20分。
この11時間20分で、「1日の総労働時間」の端数処理が行われ、11時間15分になります。
処理③1日の総労働時間の調整 5分
「1日の総労働時間」の丸め処理は退勤時間の末尾で調整される仕様です。
つまりこの例の場合、11時間20分→11時間15分に丸められた5分は、退勤時間で調整されます。
よって、退勤時間は22:25となります(22:30-0:05)
処理④深夜労働時間 25分
22:00~22:25 の 0:25 が深夜労働時間 として計上されます。
もし上記計算が運用に添わない場合、「1日の総労働時間:端数処理しない」とご変更いただくことをご検討ください。