Q.  付与基準「週所定労働日数」「1年間の所定労働日数」の違いは?

A.

[システム管理>休暇設定>有給休暇の自動付与設定]画面の編集画面に「付与基準」を設定する項目があります。

週所定労働日数が定まっている従業員の自動付与パターンを作成する場合は「付与基準:週所定労働日数」と設定し、
パート・アルバイトなどの週所定労働日数が定まっていない従業員(※1)の自動付与パターンを作成する場合は「付与基準:1年間の所定労働日数」と設定します。

※1
パート・アルバイトなどの週所定労働日数が定まっていない(もしくは週以外の期間によって労働日数が決められている)場合に、1年間の所定労働日数の実績を集計して、付与する有給休暇日数を定める従業員

 

「付与基準:週所定労働日数」の自動付与ルールを利用する場合、[システム管理>社員]の社員編集画面の「有給休暇 付与パターン」の項目で登録された「週所定労働日数」をもとに自動付与ルールのテーブルに当てはめます。

一方、「付与基準:1年間の所定労働日数」の自動付与ルールを利用する場合、[システム管理>社員]の社員編集画面の「有給休暇 付与パターン」の項目で登録された「週所定労働日数」ではなく、過去の勤務実績(1年間の所定労働日数)をもとに休暇の自動付与ルールのテーブルに当てはめます。

それぞれ具体例をあげてご説明します。

(例)付与基準:週所定労働日数

①〜⑤のような場合を例に挙げます。

①有給休暇の自動付与ルール
・付与基準:週所定労働日数
②休暇区分の設定
・出勤の勤務区分:「出勤日:含める」「全労働日:含める」
③1年間の出勤日数:210日
④勤続年数:1.5年
⑤社員編集画面の「有給休暇 付与パターン」の項目において、週所定労働日数を「5日以上」と設定する

上記の例の場合、有給休暇の自動付与のテーブルに当てはめて「11日」の有給休暇が付与されます。

※過去1年間の出勤日数が210日の場合、1年間の所定労働日数では169-216日の範囲に含まれますが、自動付与ルールが「付与基準:週所定労働日数」と登録されており、社員編集画面で週所定労働日数が「5日以上」と登録されているため、この場合は「11日」が付与されます。

(例)付与基準:1年間の所定労働日数

①〜④のような場合を例に挙げます。

①有給休暇の自動付与ルール
・付与基準:1年間の所定労働日数
②休暇区分の設定
・出勤の勤務区分:「出勤日:含める」「全労働日:含める」
③1年間の出勤日数:146日
④勤続年数:1.5年

上記の例の場合、出勤日数146日は121-168日の範囲に含まれるため、有給休暇の自動付与のテーブルに当てはめて「6日」の有給休暇が付与されます。

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